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はざま神経内科・内科医院

  HAZAMA CLINIC of NEUROLOGY & INTERNAL MEDICINE

内科 神経内科 / プライマリケア 産業医

狂牛病とガジュセック博士

gajdusek

友人のメールが一人の偉大な科学者の訃報を知らせてきました。
Daniel Carleton Gajdusek (1923-2008)
ガジュセック博士はニューギニア地方に発生するクルー(病)がカルバニズム(食人風習?)に起因することを突き止め、現在注目されている狂牛病の原因解明の糸口となりました。彼の手法はまさに天才的なもので、これまでの感染症の概念を打ち破るものでした。この功績によって1976年ノーベル生理学・医学賞を受賞しました。
その後、ニューギニアの子供たちを養子にしてアメリカで育てました。後年このことが原因し、children abuseで収監されました。ガジュセック博士は私のもっとも尊敬する学者の一人であり、この事件を知ったときには大変悲しい思いがしました。心の中では人類に多大な貢献をした博士に社会は収監という手法で報いなければならなかったのかと思うと残念でなりません。
2008年12月ノルウエイのホテルの一室で亡くなったと記載されています。