logob

はざま神経内科・内科医院

  HAZAMA CLINIC of NEUROLOGY & INTERNAL MEDICINE

内科 神経内科 / プライマリケア 産業医

オバマ政権苦境に(2010/10/04) 

NHKニュースで中間選挙におけるオバマ政権は今大変な苦境に立たされといるという。その大きな原因の1つが例の国民皆保険問題であるという。国民側にとってはアメリカ建国以来、個人の自由と自己責任の原則に支えられてきたアメリカなのになぜ健康保険のみが社会国家並みにせねばならないのか、と言うことにあるらしい。私はオバマさんの政策にも理解できるし、国民感情もよくわかる。
虫垂炎のたとえでも理解できるように、アメリカにおける全医療費用は天文学的な費用になること疑いない。現在、国の税金が医療費に払われる費用はヨーロッパなどの先進国で30〜50%程度であるのに、我が国では15%でしかない。これでも我が国の医療費にかかる税金は高いと言って削ろうとしてきた経緯がある(小泉政権は節税を社会保障分野まで手を広げ、6年間にわたり、医療にかかる税金を毎年2000億円減税し続けたおかげで、日本の医療は崩壊の一歩手前にあると言っても過言ではない)。
一方、アメリカでは現在医療費にかかる税金は18%。これが、皆保険になると国民が支払う医療のための税金はどの程度になるのか、想像だにつかない。たぶん、これらのことが米国民には皆保険に加入したくない思想につながっているのかもしれない。
オバマさんは政策のやり方がまずかったのではないか?高騰しすぎたアメリカの医療費をまず抑えることが先決ではなかったのだろうか。これに対して、アメリカの医療界からは(医療の)自由主義に反している、との反対意見が飛び交うこと間違いない。


反省
さわらぬ神にたたりなし
      ーさわったととたんに地雷を踏む

日本:平和憲法第9条
アメリカ:国民皆保険法